こんにちは。まあこです。

私が以前興味を抱いていた、マレーシア不動産市場がその後どうなったのか?についてお伝えします。

<目次>
①マレーシアの大規模都市開発の残念な行方

②中国のプロジェクトに巻き込まれたマレーシア
③失敗しないための考え方とは
 
 
 
 
①マレーシアの大規模都市開発の残念な行方
私は、夫と定年後に住む場所として、マレーシアに興味を抱いた時期がありました。

 

旅番組など観ていて、魅力に映ったのは、なんと言っても物価が日本の3分の1と安く、食べ物が美味しそうで過ごしやすい点です。

 

暖かい気候、整備されたインフラ、英語が通じる、親日国、シンガポールにすぐ行ける等々…魅力いっぱいの国だと思っていました。

 

テレビで見た巨大な高層マンションの下には入居者用プールがあり、日本人の生活水準では考えられないほど豪華な住まいでした。

 

高齢者に必要とされる病院事情なども詳しく紹介され、入居してからのトラブルや不便さは感じていないとの事でしたので、マレーシアでのリタイヤ生活に憧れる人は多かったと思います。

 

東南アジアの中では治安が比較的良いですし、ここ12年連続(2006〜2017年)移住したい国のナンバーワンに選ばれています。

 

私が海外不動産に興味を抱き始めたのは、東日本大震災が起こった衝撃がきっかけでした。

我が家は、2011年3月に大震災後、給与が徐々に増えなくなっていったため、生活が苦しい時期でした。

 

そんな時に、日本の不動産市場で、マレーシアのジョホールバルで行われている大規模都市開発プロジェクト「フォレストシティ」が話題になっていました。

 

総予算1,326億ドル(約15兆円)とも言われ、マレーシア政府と中国企業が推し進めた巨大な都市構想でした。

 

当時のマレーシア政府は「MM2Hビザ」、「ロングステイ」、「コンドミニアム(マンション)投資」などの商材を用意して、日本人の居住を歓迎しました。

 

特に2011~13年にかけて販売されたジョホールバルのコンドミニアム住戸のほぼ全ては、「プレビルド」といい、数年後に完成する物件の予約販売でした。

 

日本人の資産家は、建設予定地を見ただけで、この高級物件を買いまくったそうです。

 

2018年の今、当時販売された大量の住宅が続々と完成しています。

 

ところが今、エリアによっては、深刻な供給過剰を生んでいて、完成したけど、貸せない、売れないという残念な状況になっています。

②中国のプロジェクトに巻き込まれたマレーシア
真新しいコンドミニアムなのに、「空室だらけの廃墟コンドミニアム都市」の悪名がついてしまい、

 

今、何千人もの日本人オーナーが、物件完成後に十分なサポートを受けられず、賃貸付けも転売もできずにお金を失っているそうです。
 

 

それまで日本人資産家が購入していたジョホールバル不動産は、その後は中国人が爆買いしたようです。

 

プロジェクトである8,000戸の物件購入者の約80%が、中国人だとの事です。

 

中国人のおかげで、2016年、世界で一番売れた住宅プロジェクトは「フォレストシティ」だったそうです。

 

中国人は、日本人と違って、マレーシアのビザを取る目的でコンドミニアムを買うのだそうです。

 

買った後の入居付けにも無関心な人が多いので、将来、空室だらけになるのかもしれません。

 

フォレストシティを手がけたのは、中国の大手デベロッパーと言っても、ほぼ国営企業ですから、中国の資本で作られた巨大都市ということになります。

 

高額で買い手がつかないからと当初の売買金額は下がりました。
新築なのに住む人の少ないゴーストタウン化した町を、これからどう整備していくのか、人口の少ないマレーシア(2,700万人)国民にとっては大きな負担が課せられます。

今年に入り、マレーシアは英国から独立後、初の政権交代を実現し、92歳のマハティール氏が首相に返り咲きました。

 

世界的に高い信頼を集めるマハテイール首相の新政権は、大胆に腐敗撲滅、財政健全化、政府効率化を進めています。

 

フォレストシティ開発プロジェクトにも規制がかけられました。

 

中国の言いなりだったナジブ前政権と違い、中国への警戒感を隠さないマハティール首相は、進行中の巨大都市開発プロジェクト「フォレストシティー」に住むためのビザを、外国人には発給しないと宣言しました。

 

また、マレーシアのリム・グアンエン財務大臣は、開発した中国のデベロッパーに対し住宅価格の引き下げを指示し、外国人専用の居住区プロジェクトを今後見送るよう求めました。

 

新政府は、「フォレストシティー」の構想は「マレーシア国民のためではなく、外国人のためのプロジェクト開発である。」との見解を示すことで、中国の経済支配から独立した経済政策を進めようとしています。

③失敗しないための考え方とは
このコンドミニアムを購入して、成功し幸せになった人もいれば、中には失敗してしまい大切な財産を失った人もいるでしょう。

 

不動産業での経済支配を進め、マレーシアを食い物にしていく中国のしたたかな戦略には驚かされます。

定年後の人生をフォレストシティ に求めた人々は今、どんな人生を歩んでいるのでしょうか?

不動産は、大きな買い物ですが、購入後のサポートまで丁寧に対応してもらえないという現実があります。

ネットで調べれば、世界中の情報収集ができるため、お金を持っていれば買えますが、

リスクについての情報はあまり公開されません。

不動産などの資産を持つことは資産について


今まで、私は「国がやっていることだったら大丈夫、間違いない」と信じて自分の都合の良いように判断してしまいがちでした。

ですが、政権交代が海外不動産事情にも反映された今回の一件で、国の政策がいつも正しい方向で進んでいるとは限らない事に気がつきました。

テレビや新聞、ネットの情報も、全てが正しい情報だとは限りません。

マスコミには、マスコミの意図する報道の仕方があるため、情報が偏っています。

結局、自分で答えを出すためには、物事を本質から学び、自分で考えるクセをつける必要があるのだと思います。

それは、どんな投資業界においても共通だと言えます。

不動産の勉強は奥が深いため、これからも続けていきたいと思っています。

マレーシア海外不動産の現在を知ってからは、単なる憧れだけで終わって良かったと思っています。