こんにちは。まあこです。

今日、ネットニュースを読んでいたら、なんだか胸が締め付けられる思いになりました。

日本学生支援機構(JASSO)から借りた奨学金を合法的に返さなくてもよくなる方法が、ネット上に紹介され、問題になっているとの事です。
社会問題化している、奨学金の返済問題についてお伝えします。

 

 

<目次>
①奨学金返済猶予の「裏ワザ」とは?

②奨学金利用者の現状

③本来の奨学金とは?

 

 

①奨学金返済猶予の「裏ワザ」とは?
記事によると、大学在学中は奨学金の返済が猶予される制度を使うそうです。

 

さらに大学卒業後には、学費の安い通信制大学などに在籍して、返済を免れ続ける「裏ワザ」として紹介され、問題になっているというものです。

 

「奨学金 裏ワザ」でネット検索すると、多くのサイトが見つかります。

 

ニュースによると、30代のフリーター男性は、私大在籍中に有利子・無利子合わせて約700万円の奨学金を借りたとの事です。

 

本人曰く、月収15万円での生活はギリギリで「借りた金を返すのは筋だが、返済すると生活できない。『裏ワザ』は自衛の手段。違法ではないので、利用している」

 

 

奨学金の返済延滞が社会問題化する中、こういった裏ワザを利用する人も実際にいるとの事です。

 

インターネット上には「最後の手段」「これくらいの手段を講じることは何ら悪いことではありません」などの言葉が並びます。

 

 

そんな「裏ワザ」の指南サイトについて、日本学生支援機構(JASSO)では、問題視する声が上がっているそうです。

 

 

②奨学金利用者の現状
日本学生支援機構の奨学金のデータ(平成29年3月)によると、学生数に対する奨学金貸与割合が年々拡大していることがわかります。

 

平成17年度には4人に1人が利用していたのが、平成27年度では2.6人に1人にまで増加し、1.5倍に膨れ上がっているそうです。

 

奨学金は若い年齢層ほど利用者が多い現状があるといえます。

 

借入総額の平均は一人当たり約313万円、月々の返済額は平均1.7万円、返済期間は平均14年だそうです。

 

大学卒業後、37歳まで返済が続くということになります。

 

収入の少ない人が溢れる今、奨学金の返済に苦しむ深刻な実態があります。

 

大学4年間の費用は私立の場合、文系で約450万円、理系では約650万円です。

 

入学準備資金や生活費は別途ですので、仕送りなど含めれば、ため息の出る金額です。

 

大学を卒業しても、非正規雇用で働く人の割合が多い今、毎月1.7万円の返済は簡単な事ではありません。

 

安定した収入を得て順調に働き続けられる人は、今の世の中にどのくらいいるのでしょう。

 

大学生活にもお金がかかりますが、結婚や住宅取得、出産、子育てなど、その後の人生にもお金はかかります。

 

奨学金の影響で、思い描いているライフプランをいつまでも実現できない、という人も多いでしょう。

 

借りる際に、奨学金が自分の生活に影響を与えると想像できたでしょうか?

 

 

③本来の奨学金とは?
奨学金のおかげで進学できることは大変ありがたいことです。

 

ですが、借りる人が増えてくると、ローンを返さなければいけないという意識が希薄になりがちです。

 

 

そもそも本来の奨学金は、学生を支援するための制度です。

 

本気で大学で学ぼう!!と思う人が借りるものだと思います。

 

ところが今は、そんな考え方はどこかへ置き去りにされています。

 

大半の学生は、よくわからないままに借りているというのが実情なのです。

 

 

奨学金制度が多くの学生に利用され進学率が上がっていくことで、結果的に、奨学金は一部(偏差値で言えば低めの)の大学の生き残りを手助けする事になっているという声があります。


日本学生支援機構(JASSO)の奨学金制度は今、学問を支えるという本来の目的が、表向きだけのものとなってしまっています。


このままでは金融事業と化してしまいます。

多くの人は貧困ビジネスの食い物となり、一生ローン地獄に苦しむ人たちは増え続けます。

 


学費が高すぎることにも原因があります。

 

国立、私立を問わず高額な大学費用の問題は、一部の家庭だけの問題ではありません。

もはや中間層の家庭にも拡がってきています。

 

 

我が家は教育ローン無しで進学させているのですが、お金が沢山ある訳ではありません。

子供が小さい頃から、コツコツ費用を積み立て、共働きして工面することで何とかなっています。

生活もずっと切り詰めてやってきましたが、実際けっこう大変です。

 

今年に入って、奨学金返済による自己破産が1万5千人となり、その半数が親や親戚ら保証人だったという衝撃的な報道もありました。

 

これも深刻な問題であり、決して他人事とは思えません。


私は、親自身が借入をする「教育ローン」と、子ども自身が借金返済人となる「奨学金」とは大きな違いがあると思っています。

まず、この違いを子ども自身に調べてもらい、親子で話しあっていくと、子どもたちは「安易に借りてはいけないもの」だと気付き始めました。

我が家では子ども達と話し合った結果、奨学金はなるべく利用するべきものでは無い、という意見で一致しました。

親子で一緒に、進学する価値について考えるってことは、本当に大切です。

 

 

現在、奨学金返済に苦しむ人たちには、国からの何らかの救済が待たれます。

貧困層と富裕層が二極化している今、時代にあった奨学金制度の改善も必要です。

 

 

私は「合法的な裏ワザ」という表現には決して共感できませんが、否定もしません。

 

返そうという気持ちがあっても、卒業後の収入が低かったり、病気などにより働くことができないことだって起こり得るからです。

 

ただ、ローン返済の問題は、先送りしても何の解決にもなりません。

 

現状、奨学金は過去に借りた人が返還していくことで成り立っています。

 

当然ながら、全員が返済を後回しにすれば運営が成り立たなくなることを知っておかねばなりません。


ローンであるからには逃げ道は無いということを知った上で、借りなければいけないのです。

 

奨学金と言いつつ、大部分の学生は有利子のローンを組む事になりますから、先は長いです。

様々な問題が表面化している今、奨学金を借りることはお勧めできません。

 


お金についての教育が不足するために蔓延する問題は多いです。

 


奨学金返済猶予の「裏ワザ」が真似されていく原因のひとつは、マネー教育の不足では?と私は感じます。

 

 

子どもにお金のことを、何からどう教えていくべきか・・これから進学を控えている家庭は真剣に考える必要がありそうです。